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BLCC店主黒沢の徒然ブログ。釣果情報やルアー製作の話や昔話、今のルアー開発の礎となる思い出のルアーや人物などの話をしていきたいと思います

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■亀山湖のブザー

今回は亀山湖のバス釣リの話をします。

津久井湖や相模湖で、ある程度釣れるようになりますと、
色々な釣り場で同じような事を試してみたくなります。

昭和60年6月4日、5日、6日、と3日間バス釣りを泊まり込みでしたことがあります。

当時いつも一緒に釣をしていた、人が居ました。
別々にボートに乗りバス釣りです。

気温も少し寒いくらいで、水温も22度でいい感じです。

6月4日の日はパターンが見つけられず、オリジナルミノーで4匹バラシタ
だけでした。何ともがっかりです。
色々なルアーを投げ込んだのですが釣れませんでした。

6月5日の日も朝からバス釣りです
前日の感じた事を少しずつ試していきます。
そしてとても凄いパターンを見つけたのです
バス達はフライの稚魚を守っていました。
色々な魚に狙われていて、小さくボイルしていました。

その中に通ると次々にヒットして来ました。

前日のスランプが嘘のようにヒットして来ます。
今想うとスピナーのバジングの釣りをしていたのです。

夕方ボート場に帰ってくると友人は2匹のみ、
私は17匹位釣リ上げていました。

その次の日も同じことをして入れ食いを味わいました。

そして水産センターの前の橋脚で、釣り方をお教えしました。
そして友人も二投でバスを掛けました 。

残念ながら釣り上がりませんでしたが。

このルアーは、早く引くと水面付近を釣る事が出来ます。

ゆっくり引くとスピナーの大きい物や、スピナーベイトに近いイメージがあります。

ただ真っ直ぐ来ないので、左にずれていきます。

私が買ったきっかけはバスプロショップスのカタログの表紙を飾っていたからです。



アンクルバックスのブザーバックテイルが魅力的

ロッドスカイラインリールは今でも使っているアブ2500C、左に見えるのは、フリッピンロッド

■住所の変更のお知らせ

今回は住所の変更のお知らせです。

町田都市計画忠生土地区画整理事業で住所変更になりました。

変更前、郵便番号194ー0033、東京都町田市木曽町2339ー4

変更後、郵便番号194ー0037、東京都町田市木曾西2丁目6番地13になりました。

電話番号は変わりません、

2月18日よりこの住所になりますのでよろしくお願いします。


■大雪の話

今回は大雪の話をします。

釣りに大雪はどんな影響を及ぼしているのか、どう考えるのか具体的に話してみます。

大雪の降る前に釣れそうと感じた方がもし居ましたら、
貴方は自然と一体になっている方です。

天気は色々と変わります、単純に魚達はそれにしたがって行動するのです。
私達人間も魚と同じ感じ方をしているので、それに気が付くか、付かないだけです。

長く真剣に釣をされている方は、どこに居てもある程度の予測が出来るものです。

私の場合は、長年のデータから予測している事が多くあります。

貴方は釣り場に大雪の日に行った事がありますか、
もしありましたら、
雪があまり無い所を覚えて置く事を勧めます。

なぜなら、そこはバス達が居る可能性があります。
また、湧き水や、地熱がある可能性があるのです。

シークレットのポイントになりやすいのです。

岸を歩いて雪が少ない所、水面が凍らない所、又は暖かく感じる所など
こう言った所は、大雪の時に特に簡単に見つけやすくなります。

そして、大雪は雨よりも山に水分をいつまでももたらしますので、
川や湖の魚達は喜びます。

ただバス達は少しでも水温の高い方がいいので、
行動が遅れることになります。

■スパターバグ

今回のルアーはアーボガストのスパターバグです。

このルアーにも強い衝撃を受けています。
まだ日本にバズベイトがあまり無い頃、

初めて使った時に、30尾のバスを津久井湖で釣り上げています。
昭和54年7月3日の事です。
やまゆりボートから出船して、対岸の島より下流をこのスパターバグで流していきました。

ゆっくりただ巻きで次々にヒットして来ました。
特に良かったのが中沢ワンドの左側と、やまゆりの本社の桟橋周り、
なんだかんだとバスがヒットしてきます。

このスパターのバズペラは、大きさが左右非対称に出来ていまして、
ゆっくり引くと細かくバイブレーションするのです。

そして後ろにフラスカートが付いていてゆらゆら誘いをかけます。

アーボガストの作るルアーは、ジタバグ、フラポッパー、そしてこのスパターバグ、なんとも名品ばかりです。

ああそれから、スパターバグで忘れられない出来事がもう一つ、

釣具売り場に居た時のお客様と偶然津久井湖の湖上で会いました。
私の見ている前で大型のバスをスパターバグで掛けました。

そして立ち木にラインを巻かれてしまい、バレそうになっていました。

何とか助けてあげようと想い、ラインを立ち木から外そうとしてあげた時に、バスがジャンプしてラインを切って逃げてしまった。
とても申し訳なく、何度も誤った事、
記憶に残っています



アーボガスト、スパターバグ、フラスカートが腐ってしまった


■エバンスのスピンアイディディ

今回はエバンスのスピンアイディディの話です。

釣行ノートを見ていると沢山の思い出が出て来ます。
ボロボロのノートにその時の事が、簡単に書いてあります。

ただそれを見ていますと、その時にタイムスリップしていきます。
不思議な感覚があります。

このエバンスのスピンアイディディも、沢山釣り上げているのですが、
やはり、印象深い日があるのです。

1981年7月にアラスカ釣行をするのですが、
その半月前に津久井湖に釣行しました。

昭和56年6月17日の午後3時から、やまゆりボートから出船しました。

明るい内はあまりバスが釣れず、とうとう夕方にもうボートの帰着時間になってしまったのですが、

そこからバスが入れ食いになり、帰るに帰れません。
楽しくて、楽しくて終わりにしたくない感じです。

釣れなくなったら、帰ろうと考えました。

まだ釣れる、まだ釣れる、帰れません。

とうとう時間が9時近くになってしまいました、
帰りの最終バスがなくなります

恐る恐る桟橋に戻って行くと、
城山食品のおじさんが桟橋で待っていました、何時まで釣りをしているのだ、
もう出入り禁止だとまともに怒られてしまいました

それでも最終のバスの中で、ニヤニヤしている自分が居るのです

次の週も当然やまゆりボートでボートを出しました。
そして今度は少し早く帰ってきました

おじさんにビックリされた事を想いだします。

その時に使っていたルアーがこのスイッシャー です。
薄暗い中で投げていたので、色々な所がハガレていますが私にはいい思い出になっています。



エバンス、スピンアイディディ

■今回のルアースピンフラダンサー

今回のルアーは、アーボガストのスピンフラダンサーの話をします。

このルアーも思い出が沢山詰まっています。
普通のフラダンサーより小さく、スカートが付いていません。
型はジタバグと同じで、スチールのリップが付いています。

7グラムでとても可愛い感じがします、
18グラムはフラスカートが付いています。

名前の付け方も何とも分かりやすい。

このルアーの思い出の場所は、津久井湖です。

沼本から下流に行きますと細くなる所です、多くの人達が12番と言う所で良く釣っていました。

この頃はまだ番号の旗もありませんでした。

沼本側から見て右側の方が良く釣れて、左側は石垣の昔の橋の跡の所、
その辺が想い出します。

サイズは30センチ前後がほとんどで、大型と言えるサイズは釣れてません。

このルアーはあまり潜りませんので、無くさず残ってくれました。




アーボガストのスピンフラダンサー


■ジタバグ、4グラム

今回はアーボガストのジタバグの話をします。

ジタバグの中でももっとも小さい物の話です。
私の最初のバス釣りは、何でも小さいルアーからの数釣りをしていました。

沢山のバスを釣る事に挑戦していまして、誰よりもバスを釣っていました。

この4グラムの小さいジタバグは、忘れられない思い出があります。

忘れてしまっていたのですが、ジタバグを見るとスクリーンのように
弟と釣りをしている姿が出てきます。

弟がバス釣りを始めた頃、
津久井湖の鈴木ボートから出船しました。

少し雨が降る日でした、沼本ワンドの大きい島のダム側の玉石が積んである所で、当時はそこに大きい木が横たわっていました。

弟がその木の向こう側にジタバグをキャストして、その大きい木を超えた所でバスがヒットして来ました。

何でそんな事まで覚えているのか分かりませんが、
ルアーを見ていると思い出します。

バス釣りは記憶力のゲームでもあるので、
あの時の、あの場所、あの時間とか
周りの感じや、その時の風や、その時の臭いを忘れずにしてみて下さい。

同じ日は来ないのですが、
同じような日は来るのです。

一つずつ積み重ねて経験を積んで下さい。
あまりリセットしていますと、進歩がなくなります。

少しのヒントから大きな成果が出てきます、
注意深く観察する事です。




もっとも小さいジタバグ

■ワタルクラフト

今回はルアーの作り方や、釣り方をアドバイスしているワタルクラフトの話しをします。

彼との出会いは15年位前のお店でした、
トップウォターのバス釣りが大好きとの事で、色々とお話をした事を覚えています。

何度か彼のホームグランドの釣り場で、一緒に釣りをさせて頂きました。

人それぞれ釣り方があります、リズムがあります。
そして、それに合わせてルアーを作っています。

今までも色々なルアーを見せて頂いているのですが、
今回のルアーは少し感動する動きになっています。

判断するのはバスなのですが、長年の経験で釣れる動きは分かります。

そんな動きをしています、まだ実績はありませんが、
これからが楽しみなルアーになっています。

名前は勝手に付けようと想っているのですが、



セミルアーのヒントからの形です、テスト中です



大物の予感のジョイントと名無しのルアーが二つ

お知らせ
知り合いの6度9分のハンドメイドルアー展があります
2012年2月8日から13日、12時?19時(最終日は17時まで)
場所は原宿の表参道ヒルズギャラリー同潤会2F


■今回のルアーヘドンタイニートーピィード

今回のルアーはヘドンタイニートーピィードです。

トーピィードの中でも一番小さいタイプの物です。
べビートーピィードより、小さいルアーです。

私がダイエーの相模原店に居た頃ですから、34年位前の物です。
当時はオリムピック釣具が、ヘドンのルアーを取り扱っていました。

白の箱からチェック柄の箱に変わる頃です。

この頃、色々なメーカーがプリントの技術が出来るようになり、
多くのプリントルアーが世に出て来ました。

最初の物は、気持ちが違うので凄みがありました。

このタイニートーピィードも透けていて、何とも怪しい感じがします。
ベビートーピィードでいい釣りをしていたので、
タイニーならもっと釣れるのでは、
そんな感じで買ってしまいました。

このルアーの思い出の場所は、津久井湖の今の中村ボートの浮き桟橋です。
当時は城山食品店のおじさんが管理をしていました。

城山食品店でボートのお金を払うと、おじさんがカブで先に下りて
ボートを用意してくれました。

食料品をメインに販売している一角にルアーが置いてあり、
何ともアンバランスな感じを今でも覚えています。

それから良く覚えているのは、大きいバスを釣り上げたら
剥製にしてあげるからと言われた事、
剥製の見本を見せて頂いたら、干物に見えてしまった。

津久井湖の下流を回って最後のキャストが、
やまゆりボートの浮き桟橋を、このタイニートーピィードで釣っていました

そして、そこそこのサイズのバスが釣れました。

浮き桟橋のカドにロープがあり、少しねちねち釣る事が出来る
このタイニートーピィードを使っていました。




オリムピックのヘドンタイニートーピィード

■REYルアーズ

今回は少し宣伝をします。

私のお店には色々なビルダーが居ます。
それぞれに個性があり、皆さんで切磋琢磨しています。

ルアー作りは、色々な考えがありどれも正解になります。
しかし、売る為にはある程度の実績は必要になります。

お客様からお金を頂くのですから、それなりの覚悟が必要です。

多くのビルダーの方は、釣り込みが足りていません。
美しく作る事も必要ですが、釣り込みから生まれる形があります。

何年もルアー釣りをされて居る方は、ある程度、形で好き嫌いがでてきます。

簡単に言いますとそれが用の美です。

ルアーの作りを観るだけで、その人の釣り場や考え方、釣り暦が観えます。
良い物作りは、経験や時間がどうしても必要です。

今回はREY(れい)ルアーのビルダー小畑氏に少しルアーを作って頂きました。全部で12個です。

彼との出会いは、津久井湖の中村ボートでした、
それまでも、道志川や色々な場所で会っていたのですが、
中村さんに紹介されてからお付き合いになります。

独特の個性的なルアーが多くあります。


REYルアー、左側の上3個はてんぽ、ひねりん棒ウッド
てんぽ9センチ、14g、¥2800、ひねりん棒,9センチ、17g¥3500、


REYルアー、てんぽアルミ、ウッド14センチ,31g¥4500



REYルアー、てんてんJ、ウッド10センチ、22g¥3800



■ABUのスピニングリール

今回はABUのスピニングリールの話です。

ABUのスピニングリールと言えば、カーディナルシリーズがあります。
エビスフィッシングと言うメーカーがありました。
昔から釣りをされている方は知っていると想いますが、渓流のロッドで有名でした。

そこで、ABUの製品をスウェーデンから輸入していました。

昔のメーカーは、それぞれ特徴がありました。
例えば、磯のNFT、投げのオリムピック、船のリョービ、渓流のエビス、
総合のダイワ、などすみわけが出来ていました。

ABUの取り扱いをする所も色々と変わっています。

私の最初の頃のスピニングリールはダイヤモンドのマイクロセブンや、ツーテンパーと言うリ?ルを想い出します。

当時はルアー用のスピニングリールが、ありませんでしたので暫くこのリールにお世話になりました。

そして、次にフランスのミッチェルの408を買うのです。
それから、ミッチェル308、300,440と揃えていきました。

当時雄蛇ヶ池でバス釣りをしていて、釣力が足りずミッチェルのリールを壊してしまい。

それから、ABUのカーディナルに替えていきました。

ABUカ?ディナルは、使いはじめてから30年位経つのですが、
バネ以外のトラブルが無いのです。

今はエビス時代のカーディナル33、3,4、C3で色々な魚を釣っています。

お客様と釣りに行きますと、リールの音でルアーを引く速度を感じてくださいと言っています。

リールを巻く時に音がしますと、リズムが生まれてきます。
とても大切にしている事なのですが、
グリグリの釣りや、ジャーキングにはしっかりしたリズムが必要です。

最近のリールは音がしない物が多くなりました。

エビスの時代のカーディナルは鉄の硬さが違います。
何度も分解しますので、自然と違いが分かってしまいます。

欠点は、冬の釣りは手が冷たい事と、音がでる為周りからの視線です。



まだ箱がありました、当時の名品です。



今だに使っていますABU カーディナル33,3



ABUカーディナル4

■2012年もよろしく

あけましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました
本年もよろしくお願いします。

BLCCのルアーを使って頂いている人へ、
今年も沢山の魚を釣り上げて、情報をよろしくお願いします。
いつまでもBLCCルアーを育てていくつもりですので、
気が付いた事はお教え頂く事を望みます。



弟が娘を連れて遊びに来ました、
いつの間にか、成長しています。



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